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1. ポートスーダン港
港口の水路は、幅278m、水深(最大73.2m、最小25.6m)であり、全長277m、最大吃水11.28mまでの船舶の入港が可能である。
航洋船の収容可能表13バースがある。
荷役設備は、5トン電動クレーン24基、15トン電動クレーン1基、移動クレーン3基(75トン、50トン、35トン)などが主なものである。No15バース(長さ195.6m、水深10.67〜11.28m)は穀物をとバルク・キャリア専用バースである。
No16バース(長さ70.10m、水深10.67〜11.28m)およびNo17〜18バース(長さ276.7m、水深11.43〜11.89m)はオイル・タンカーおよび液化ガス・タンカーに使用されており、バース・精油所間8キロのパイプライン(原油荷揚用および精油積出用)、その他油送設備、道路、鉄道在とを完備している。
No17〜18バースには、コンテナ・クレーン(能力35トン)1基があり、コンテナの取扱いも可能である。港内には、埠頭バース以外に広大な錨泊地もあり、ポンツーンを使用して荷役が可能である。
清水、食糧、燃料、ディーゼル油、ガスオイルなどの供給が可能である。
曳船は6隻(2,000馬力×2隻、1,200馬力×4隻)が使用できる。
船舶修理施設は、500排水トンの船舶を上架できる電動式スリップウェーがあり、小修理が可能である。
ポートスーダン港の開発計画として、Ro/Ro船用バースの新設、コンテナ・バースの拡張、糖蜜輸送パイプの新設、穀物荷役設備(能力200トン/時)の新設、移動クレーン(20トン)およびフォークリフト60基の増設在とが予定されている。
港から3.2キロの地点にポートスーダン国際空港があり、ジェッダ(サウジアラビア)、カイロ(エジプト)および首都ハルツームへの直通便がある。

 

 

 

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